コアロハ20周年記念ウクレレKTM-LE20開封記(口コミ・クチコミ・レビュー)

コアロハ20周年記念ウクレレKTM-LE20開封記(口コミ・クチコミ・レビュー)
KoAloha 20th Anniversary Limited Edition KTM-LE20




コアロハ(KoAloha)。
ハワイ名品ウクレレ3K(Kamaka、KoAloha、Kanilea)に属している非常に有名なブランドです。
「3K」はカーマーカー(Kamaka)、コアロハ(KoAloha)、カニーリョレア(Kanilea)です。
1995年に創業し2015年には創業20周年を迎えて記念ウクレレを製作しました。
製作された台数は正確に分かりませんが、作られた20周年記念ウクレレは日本に5台、韓国に3台入荷されたと聞きました。
コアロハ20周年記念ウクレレの販売は国内では2016年1月に販売され、すぐ売れ切れたようですが、
韓国の場合は2016年4月までネットで販売されていました。
コアロハ20周年記念ウクレレ(KTM-LE20)は、テナーサイズでBlack Label(ブラック・ラベル)仕様で作られたFull Custom(フル・カスタム)ウクレレです。



■KTM-LE20
・コアロハ20周年記念ウクレレ
・テナーサイズ(Tenor Size)
・型番「LE20」の意味は、「20周年Limited Edition」を意味。



コアロハ20周年記念ウクレレ「KTM-LE20」スペック

■Body – Premium Curly Hawaiian Koa
■Binding – Macassar Ebony, front and back
■Neck – Genuine Mahogany
■Fret board – Macassar Ebony
■Fret board inlay – Hawaiian Koa markers at 5, 7, 10, and 12th positions (7th position “xx”)
■Head plate – Macassar Ebony with Hawaiian Koa custom logo inlay
■Bridge – Macassar Ebony, bow tie design
■Sticker plate – Laser engraved 20th anniversary design
■Bridge bracing – Custom style fan bracing
■Finish – Satin finish



このようなボックスに入っています。
テナーサイズのボックスです。



ボックスの側面には型番が書かれています。
ですが、コアロハ20周年記念モデルのKTM-LE20型番はさすがにありません。



開封~~~~
半透明の少しふわふわする袋(?)のようなものの中に入っています。



袋から取り出してみると、「コアロハ20周年記念ウクレレであるKTM-LE20」が姿を現します。



この美しいコアロハ20周年記念ウクレレ「KTM-LE20」を見てください。
2015年4月に東京の新宿にある山野楽器で開かれた「コアロハ20周年記念パーティー」で
初めて20周年記念ウクレレ「KTM-LE20」の実物が公開されその場にいた私は
このウクレレを見た週間このウクレレだけ手に入れなきゃ~~と思いました。



ヘッドはコアロハのシンボル「王冠」デザインに「マッカーサーエボニー」木材が使われていて
インレイはコアロハとしては珍しいハワイアン・コアでコアロハ・カスタム・ロゴが入っています。
今回のコアロハ20周年記念ウクレレでは、今までカスタム・ウクレレでは使用された派手なインレイはしませんでした。
2016年にはコアロハが「NEW LOOK」ブランドを立ち上げ、既存モデルをフル・チェンジしました。
コアロハの一般モデルからもこれからは貝殻のインレイが使用されもっと派手で綺麗になりました。
コアロハ20周年記念モデルのKTM-LE20では、今までめったに見られなかったハワイアンコアでインレイが入っています。
最初に見た時は、なぜこのように地味に処理をしたのかな~~~
より華やかにすることができたはずなのに~~~~と考えていましたが、
コアロハ20周年記念パーティーでコアロハの副社長であるポール(Paul)さんから話を聞きましたが、
20周年記念モデルは華やかさより初心に戻ろうと言う意味で基本に忠実に作られたウクレレだそうです。
だから20周年記念モデルでは、貝殻のインレイは一切使用されていませんでした。



ヘッドの裏側の写真です。
マホガニーが使用されています。



ネックにはマホガニー、指板にはマッカーサーエボニー木材が使用されています。
コアロハの一般的なモデルに使用されているローズウッドとはまた違う感じですね。



指板には 5, 7, 10, 12フラットにハワイアン・コアでインレイが入っています。
一般的には丸い形のインレイが入っていますが、コアロハ20周年記念ウクレレには少し違うデザインのインレイが入っています。
各フラットのインレイのデザインの意味についてまとめてみました。

5フラット:コアロハの象徴の王冠の形

7フラット:20周年記念の "20"をローマ表記で "XX"

10フラット:コアロハだけのサウンドホールデザイン「むすびホール(別名:おにぎりサウンドホール)」

12フラット:コアロハの王冠の形




サイド・ポジションはありません。
個人的にはサイド・ポジションがあった方がいいですが、
20周年記念モデルにはありません。



ネックとボディの部分です。
ボディの上下にはバインディング処理がされており「マッカーサーエボニー」木材が使われています。



木目もきれいでバインドもオシャレ大満足です。



側板の左側面の写真です。
ハワイアン・カーリーコア(Curly Koa)の中でも、スーパー・プレミアム・カーリーコアが使用されています。



側板の右側面の写真です。
模様が左側と右側の板が対称されていてもっとカッコいいです。




コアロハ20周年記念ウクレレ(KoAloha 20th Anniversary Limitededition)KTM-LE20のボディの写真です。
ハワイアン・カーリーコア(Hawaiian Curly Koa)の中でも5Aグレードのスーパー・プレミアム・カーリーコアが使用されています。



コアロハの特徴であるサウンド・ホールのデザインは変わりはありません。
「カマカ」とか「カニレア」を含め一般的なウクレレのサウンド・ホールは円形ですが、
コアロハは逆三角形のデザインになっていて「むすびホール(Musubi Hole)」とも呼ばれています。



サウンド・ホールの中には、ラベル(ステッカー・プレート)がありますが、
他のラベルとは違ってコアロハ20周年記念ウクレレでは特別なラベルが貼られています。



ラベル(ステッカープレート)にはハワイアン・コア・ウッドで
コアロハ20周年記念ロゴが刻印されています。



ラベル(ステッカープレート)の場合、紙になっていることが一般的ですが、
コアロハ20周年記念ウクレレにはハワイアン・コア木材のプレートになっています。
もう一度言ってはですが、コアロハ20周年記念ロゴが「刻印」されています。



つまり、コア材に20周年記念ロゴが描かれているわけではなく、
コア材にロゴが刻印されています。
ロゴが2Dではなく、3Dになっているとことです。




とにかくあのラベル(ステッカープレート)のロゴデザインは「エンボス加工」で作られています。
20周年記念ロゴの明るい部分が前方に飛び出していて、
背景になる暗い部分がえぐられられています。



初めて見た時は絵が書かれていると思ったのですが、
「エンボス加工」になっているなんて!!!



ウクレレのサウンド・ホールの中を覗いてみると
所有しているコアロハの一般モデルであるコンサートサイズのKCM-00モデルと比べてみると、
製造工程が全然違うことが分かりました。
やはりフル・カスタム・モデルの20周年記念ウクレレです。



これはコアロハ20周年記念ウクレレのトップの裏側で製作中の写真です。
ブリッジ・ブレーシングはカスタム・スタイルのファンブレーシングになっています。
コアロハの一般モデルにはファンサブアルテシンになってないですよ。
そして、20周年記念ラベル(ステッカープレート)の写真ですね。



ウクレレの中を見てもハワイアン・スーパープレミアムカーリーコアの木目を確認することができます。



ブリッジも「マッカーサーエボニー」木材が使用されています。
コアロハの一般モデルにはローズウットが使用されています。
一般モデルのブリッジのデザインは長方形ですが、
20周年記念ウクレレでは「蝶ネクタイデザイン(Bow Tie Design)」が採択されまし​​た。



BACK(裏面)もトップ(Top)と同様ハワイアンスーパープレミアムカーリーコアが使用されました。
この美しいカーリーコアを見てください。



光が受ける位置によってはカーリーコアの木の柄が3Dに見えます。
実際に見た方が理解が早いと思いますが、本当に不思議です。



今回ピックアップを付けようかと思いましたが、
一応付けずにこのまま使うことにしました。
L.R.Baggs Five.Oのピックアップを付けようか~~
フィッシュマン(FishMan)のピックアップを付けようか~~
結構迷いましたが、今回が断念しました。



仕上げの塗装処理は「サテンフィニッシュ(つや消し)」で処理されています。
表面がサラサラとした特殊な加工になっていて、この感触は実際に触ってみないと分かりません。
個人的にはすごく気にいていますが、「サテン」処理は湿度の影響を受けやすいとネットに書いてありました。
湿度管理ちゃんとしないと~~~~



コアロハ20周年記念ウクレレKTM-LE20。
KoAloha 20th Anniversary Limited Edition KTM-LE20



以上、コアロハ20周年記念ウクレレ「KTM-LE20」のレビュー(開封記)でした。
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